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一発で覚える!「can」と「be able to」の違いと使い分け方!

日本語と同様、同じ意味を持つ単語・熟語は英語にもたくさんあります。「〜できる」という意味を持つ「can」と「be able to」も、そのなかのひとつ。

しかし、厳密にいえばこのふたつには微妙な違いがあり、使い方を間違えてしまうとネイティブに不自然な印象を与えることも。

では、どのようなときにどちらの言葉を使えば良いのでしょうか。今回はcanとbe able toの違いと使い分け方について解説します。


canの使い方

まずはcanの使い方から見ていきましょう。「〜できる」の意味が強いcanですが、それ以外にも、実はさまざまな意味で使うことができます。

~することができる

canは、能力として「〜することができる」と伝えたい時に、最も使える表現。以下のように普段使いできます。

私は二か国語が話せます。
I can speak 2 languages.

私は早く走れます。
I can run fast.

私はカレーを上手に作れます。
I can cook curry well.

~の可能性がある

canは「〜する可能性がある」というニュアンスを表す時にも使えます。

be able toには「可能性」の意味はありません。

それは起こりえます。
It can happen.

彼は嘘をつくかもしれない
He can tell a lie.

be able toの使い方

be able toにも「〜できる」という意味がありますが、普段使いの「〜できる」にはあまり使いません。

「〜の可能性がある」と言うにも不向きなbe able toですが、では一体どのようなときであれば使えるのでしょうか。

~の能力を持っている

「〜することができる」を「〜の性能がある」「〜のスキルがある」など、フォーマルに言い表したい時にはbe able toが使えます。

助動詞と一緒に使いたいとき

助動詞であるcanは、willやshould、mayなど他の助動詞と合わせて使うことができません。しかし、be able toであれば助動詞とコラボができるのです。

私はそれを明日からできるようになります。
I will be able to do that from tomorrow.

彼女はそれができるはずです。
She should be able to do that.

私はそれができるかもしれない。
I might be able to do that.

応募者は英語を話せなければならない。
Applicants must be able to speak English.

不定詞のtoを使うとき

不定詞のtoを使うとき、直後に助動詞のcanを入れることはできません。このときにもbe able toが活躍してくれます。

それができるようになりたいです。
I want to be able to do that!

あなたならそれができるはずです。
You are supposed to be able to do that.

過去形

「(かつては)〜をすることができた」と過去形で表したいときにも、be able toを使います。

私は昔ピアノが弾けました。
I was able to play the piano.

また、過去のことを聞くときにもbe able toを使いましょう。canの過去形であるCouldを使って聞くと、「~していただけませんか?」とお願いの意味に取られてしまうおそれがあります。

あなたは昔ピアノが弾けましたか?
Were you able to play the piano?

まとめ

現在形で「〜できる」と言いたいときにはcanを、フォーマルな場面や助動詞や不定詞と合わせて使いたいとき、過去のことを問いたいときにはbe able toを使いましょう。

違いを意識することも大切ですが、あまり深く考えすぎずに英会話を楽しんでくださいね。どんどん話すことでニュアンスがつかめてきますよ!