英語でビジネスメールを作るとき、「つなぎ」の言葉を違和感なく使えると英語への不慣れ感が出なくていいですよね。そこで今回は、英語でビジネスメールを作るときに、違和感のない、ネイティブ感の出るつなぎの言葉を紹介します。
ここでは、どういう時につなぎ言葉が必要になるのかをシーン別に紹介するので、外資系で働いている人、また将来外資系や海外で働きたい人は必見の内容です!
Contents
①議題が転換するとき
一つのメールの中で複数の議題、話題、トピック、テーマに関して記載するとき、上述と後述の内容が変わるため、つなぎ言葉や接続詞が必要になりますよね。具体的には、下記のような言葉が適切です。
新しい情報を付け加えたい時:「And」に該当する言葉
Also, Furthermore, Moreover, In addition, Additionally, Then, as well as, too, besides
「So」に該当する言葉
Therefore, Hence, Thus, Accordingly, Consequently
具体例を挙げる時
For example, For instance, Such as, In particular, This can be seen in
反対の意見や考えを述べる時
However, Nevertheless, On the other hand, On the contrary, In contrast, Conversely, Though, Although, Even though
要点をまとめて締めくくる時
As a result, Therefore, Hence, Thus
議論を纏める時、結論を示す時
In summary, In general, In brief, In short
②文章のリズムを調整するとき
日本のビジネスメールのように、「いつもお世話になっております。」などの冒頭の挨拶を英語でも入れることがあります。その後に、さっそく本題に入るということが伝わるシーンでもつなぎ言葉が必要ですよね。具体的には、下記のような言葉を使って表すことができます。
To begin with:まず初めに
メールの冒頭に、Good morning, Greetings など挨拶した後に本題に入ることを想定させる言葉になります。
As I informed you before:以前お伝えしたように
これまで、口頭の打ち合わせや会議を経て、議題の内容を確認することを想定させる言葉。何度も同じことを伝えることは失礼にあたるため、一度伝えていることを明確にするときに使います。
その他にも下記のような言葉が使用可能なので、この機会に一緒に覚えましょう。
As you already know:ご存知のように
In my opinion:私の考えでは
To be honest:正直に言いますと
③作業依頼をする前にワンクッション入れたいとき
たとえ自分からみて下請け業者であっても、いきなり「この作業をお願いします。」では、不本意に冷たい印象を与えてしまいますよね。
そこで、「お忙しいところお手数おかけしますが、ひとつお願いしたい作業があるのですが」などのワンクッション入れるためのつなぎ言葉があります。これらの一文があると、相手も気持ちよく依頼を受け入れることができ、スムーズでより良い関係を築くことができますよ。
I would like to ask you to~
あなたに〜をお願いしたいです。
Could I ask you to help me out with〜
〜をするのを手伝ってくれませんか?
I would appreciate if you could〜
〜していただけたら幸いです。
④提案/意見/コメント/アドバイスをするとき
自分の意見を伝える時も、前置き無しに先方へ送ってしまうと、自分の考えを押し付けるイメージを与えてしまいますよね。自身の経験を共有したいとき、また自分の意見をアドバイスしたいときは、これらの表現を使えると表現を柔らかくできる効果があります。
As far as I know:私の知る限りでは
Based on my experience:私の経験から言うと
つなぎ言葉を使用するときに気を付けること
日本語の文章と同様ですが、まずは同じ言葉を連続で使用しないようにしましょう。同じ言葉が連続すると、くどさを感じさせてしまいます。
そのため、一度下書きを作った後に通して読み返すようにしましょう。違和感なく読むことが出来るのを確認してから送信することでケアレスミスを防げます。
また、英語ビジネスメールは、基本的にフォーマルな英語表現を使います。ですので、今回紹介したフレーズを使うことができれば相手に不快な思いをさせることはなく、気持ちの良いコミュニケーションがとれるでしょう。
一言アドバイス
Andやsoなどの、「そして」に該当する言葉は多用しがちです。そのため、Then, too, as well as,などの同じ意味を示す言葉を上手に使い分けることがポイント。
また、上級者の使い方になりますが、等位接続詞という、対等な関係にある2つ以上の語句や節を繋げる接続詞を活用してつなぎ言葉を示すことも可能です。
等位接続詞には、7単語(for, and, nor, but, or, yet, so)あり、前にカンマ(,)を加えて、「~の理由で」という使い方をします。
電車が止まってしまったため間に合いませんでした。
I couldn’t make it, for the train stopped.
まとめ
いかがでしたか?今回はビジネスメールで役立つ、つなぎ言葉や接続詞を紹介しました。外資系で働いている人は必見の内容でしたね。
これらのつなぎ言葉をマスターすれば、、ネイティブ感を出すことができるだけでなく、コミュニケーションまでもが円滑になります。同じ言葉を何回も使うのではなく、違う語彙を使ってスマートなビジネスメールを作るように心がけていきましょう。