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有給休暇を英語で言える?仕事で恥をかかない表現方法とは

有給休暇の申請をしたいけど、英語でどうやって表現すればいいのかわからない…
英語を使わなければならない仕事をしている人は、このような悩みを抱えてしまうこともありますよね。間違った表現を使っていては、仕事で恥をかくことも。

そこでこの記事では、有給休暇を意味する英語表現を紹介するとともに、さまざまな場面に応じた具体的な例文を紹介していきます。この記事を読んで、かっこよく有給休暇の表現を使いこなしましょう!


休暇・休日の英語表現

社会に出て働いていると、休憩や休暇、休日など、有給休暇だけではなく、いろいろなお休みがありますよね。ここではいろいろな休暇にまつわる表現を解説していきます。

「休暇」「休み」を意味する単語

「休暇」や「休み」、日本語ではどちらも似たようなニュアンスで使われますが、英語では休みの内容によって使い分けが必要です。また、アメリカ英語とイギリス英語でも表現が異なる部分もあるので、確認していきましょう。

アメリカでは、長期的な休暇のことをvacation、1日の休日をholidayで表します。
イギリスではその逆で、長期的な休暇をholidayと言い、休日をvacationと言います。

上記のようにアメリカとイギリスでは異なる部分がありますが、「祝日」は両方ともholidayで表しますので覚えておきましょう。

offを使った表現

offは主に、1日以内の短い時間の休みを表すときに使われます。

こちらのoffを使った休みの表現は、アメリカもイギリスも共通です。

a day off:休日
off work:仕事を休む日
the morning off:午前中の休み

breakを使った表現

breakは、主に「ごく短い間の休憩を」を表します。

しかし、vacationやholidayと同様の意味を持つ場合もあるので注意が必要です。

coffee break:コーヒー休憩
dinner break:夕食休憩

leaveを使った表現

leaveも休暇を表す表現になります。

leaveは仕事に関わる休暇を言う時に用いることが多い表現です。

maternity leave:出産休暇
nursing leave:看護休暇

有給休暇の英語表現

結論から言うと、有給休暇はpaid leaveになります。

先ほど説明したように、leaveは仕事上の休暇で使うことが多いので有給休暇=paid leaveと覚えておきましょう!

また他にも、以下のような表現方法もあります。

paid vacation
paid holiday
paid days off

省略した表現方法

日本でも有給休暇を有休と省略して表すことがあるように、英語でも有給休暇を省略して表現することが可能です。

有給休暇を省略すると、PTOになります。ここで「paid leaveをどう省略したらPTOになるの?」と思ってしまったのではないでしょうか。実は、PTOは、paid leaveの省略ではなく、paid time off の省略なのです。

有給休暇=paid leave=PTO (paid time off)

以上の2つを覚えておくと良いということになります。

有給休暇の英語はこうやって使う!場面に応じた例文を紹介

有給休暇をどう英語で表すかということについて解説しました。ここからは、実際のさまざまな場面に応じて、どのようにpaid leaveという表現を使っていけば良いのかについて、具体的な例文と一緒に解説していきます。

有給休暇を申請したいとき

一番多いのは、上司や先輩などに有給休暇を申請する場面でしょう。ここでは、有給休暇を取得したい、申請したい時に使える便利な表現を紹介します。

明日は有給休暇を取ります。
I’m going to take a paid leave tomorrow.

五日間の有給休暇を取りたいです。
I would like to have five days of paid leave.

三日間有給休暇を取っても良いですか?
May I ask for paid leave for three days?

以上を見てもらえればわかるように、「有給休暇を取る」というときは、take,have,getを用います。また、有給休暇をお願いしたい時は、ask for~という表現を用いましょう。

有給休暇であることを伝えたいとき

有給休暇中に仕事関係の連絡が来た時、自分が休暇中であることを伝えないと、休暇中に仕事をしなければならなくなってしまうことも。ここでは、相手に自分が有給休暇中であることをしっかり伝えるための例文を紹介します。

私は今有給休暇中です。
I’m on paid leave now.

私は来週の月曜まで有給休暇を取っています。
I’m on paid leave until next Monday.

有給休暇中であるときは、onという前置詞を用いることが正しい用法になっています。
覚えておきましょう。

有給休暇があることを伝えたいとき

仕事の依頼をされたけど、そろそろ有給休暇を控えているときは、仕事を受注できませんよね。ここでは、有給休暇が控えていることを伝える例文を紹介します。

明日から8月31日まで有給休暇でお休みする予定です。
I’m going to get paid leave from tomorrow to August 31th.

一週間後の会議は有給休暇のため参加できません。
I will not be able to participate in a session because I’m going to take paid leave.

有給休暇を与えるとき

部下に有給休暇を与える時も、間違った表現を使わないよう注意が必要です。

君に五日間の有給休暇を与えよう。
I’ll give you five days of paid leave.
I’ll grant you five days of paid leave.

このように、giveとgrantを用いると、正しく表現できます。

有給休暇が終わったとき

悲しいことに有給休暇が終わってしまった時は、以下の表現を使うと良いでしょう。

有給休暇を使い果たしてしまいました。
I used all my paid leave.

有給休暇が終わったときは、useを用いると覚えておきましょう。

有給休暇制度について言いたいとき

以上の他にも、有給休暇という制度について議論する場面があるかも知れません。有給休暇制度を表す英語は、以下の通りです。

paid leave program:有給休暇制度
paid leave privileges:有給休暇取得権
number of paid leave:有給休暇日数
unused paid leave:未消化の有給休暇

以上を覚えておけば、有給休暇についての議論でおいていかれることはまずないです。

まとめ

有給休暇の英語表現と例文について紹介しました。

有給休暇=paid leave

これだけは最低限覚えて、take,have,on,ask forなどと一緒に使いこなせるようになりましょう。それができれば、仕事で有給休暇を使いこなして満足感あふれる生活を送れること間違いありません!